第1回:会社員の私が、白ワイン専門店を始めるまで
投稿日: 投稿者:白岩優希

会社員の私が白ワイン専門店を始めるまで
はじめまして。白ワインとスパークリングワインを中心に扱うオンラインショップ「Hoyjer Selection(ホイジャー セレクション)」を運営している、白岩です。
現在は会社員として働きながら、Hoyjer Selectionの店主として、ワインの選定やサイト運営を行っています。
今回から全3回に分けて、私がなぜ白ワイン専門店を始めたのか、どのような考えでワインを選んでいるのかをお伝えします。第1回では、私自身のこれまでと、店を始めるまでの経緯についてお話しします。
食べることが好きだった子ども時代
私は子どもの頃から、食べることがとても好きでした。食べ物に対するこだわりも強烈に強く、「何を食べるか」「どうすればもっとおいしくなるか」「最高の食事体験をするにはどうすればいいのか」ということを、昔からよく考えていたように思います。
一方で、外で遊ぶことも好きな活発な子どもでした。長く陸上競技を続け、高校時代は料理について学びながら、部活動にも打ち込んでいました。実際には、料理よりも陸上にばかり打ち込んでいました。
高校卒業と同時に調理師免許を取得しましたが、そのまま料理人の道へは進まず、一般の大学へ進学することを選びました。
大学時代に知った、食事とワインの楽しさ
大学生になり、お酒を飲めるようになると、友人たちとの飲み会などでさまざまなお酒に触れる機会が増えました。
当時飲んでいたのは、決して高級なお酒ばかりではありません。それでも、身近にワインを好む人が何人かいたこともあり、あるとき飲んだワインで「ワインって、こんなにおいしいものなんだ」と感じたことを覚えています。
そのワインは、現在では日本に輸入されていないようですが、私にとってワインに興味を持つ大きなきっかけになりました。
社会人になってからは、ビストロやさまざまな料理店に足を運び、料理とワインの組み合わせを楽しむようになりました。自宅でも料理を作り、それに合いそうなワインを選ぶことがが日常です。
料理とワインがうまく重なったときの感動や、食事体験が豊かになったと感じる時間は、今でも私にとって大きな幸せの一つです。
会社員として働く中で感じたこと
大学卒業後は、ワインや飲食とは全く異なる業界で会社員として働いてきました。
仕事を通じて、事業を形にする方法や、継続的に運営していくための経営視点を学べたことは、現在の店づくりにも生きています。
一方で、仕事上の責任が大きくなるほど、自分が本当に興味を持てる商品やサービスでなければ、熱量を注ぎ続けることは難しいとも感じるようになりました。
いつか、自分が心から好きだと思えるものを扱い、お客様の反応を直接感じながら、自分の手で事業をつくってみたい。そのような思いが、少しずつ強くなっていきました。
好きなワインで、自分の店を始めようと決めた
何を扱う事業にするのかを考えたとき、最初に浮かんだのがワインでした。
私はこれまで、ワインと料理の組み合わせを通じて、何度もおいしさや感動を経験してきました。もともと食に対するこだわりが強く、長く関心を持ち続けてきた分野でもあります。
ただし、自分でワインを買うときには、失敗することも少なくありませんでした。
商品説明には、生産者の歴史や受賞歴、製法へのこだわりが詳しく書かれていても、肝心の「どのような味なのか」が分かりにくいことがあります。味わいの説明があっても、専門的な表現が多く、実際に飲んだときの印象を想像できないこともありました。
同じように、ワインを選びにくいと感じている人は多いのではないか。自分が実際に飲み、価格と味わいのバランスに納得できたワインを、分かりやすい言葉で届ける店なら、誰かのワイン選びを少し楽にできるのではないか。
そう考え、会社員を続けながら法人を設立し、酒類販売に必要な免許を取得しました。商品の選定からオンラインショップの構築まで、一つずつ準備を進め、Hoyjer Selectionをオープンしました。
「Hoyjer」という名前は、私が昔から使っている「ほいじゃ」という言葉をもとにした造語です。立派なワイン用語に由来する名前ではありませんが、肩肘を張りすぎず、自分らしさのある名前にしたいと思い名付けました。
次回、なぜ白ワイン専門店なのか
Hoyjer Selectionは、ワイン全般を幅広く扱う店ではありません。白ワインとスパークリングワインを中心にした専門店です。
なぜ赤ワインを含めた総合的なワインショップではなく、白ワインに絞ったのか。そこには、私自身の体質や好みだけでなく、現在の食生活や日本の食卓との相性も関係しています。
次回は、Hoyjer Selectionを白ワイン専門店にした理由について、詳しくお話しします。
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